スコットランドの詩人、ウィリアム・オールドの「ウィリアム・オールド詩集」がそれです。
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私がエスペラントに興味を持ったのは、資格と通信講座でおなじみのがくぶん本社を訪れて
からのことです。JR山手線高田馬場駅を下り、がくぶん本社ビルを目指して早稲田通りを
ひたすら歩いていました・・・。
初めて訪れる場所だったので、がくぶん本社ビルを少し行き過ぎてしまいました(笑)
そこで出会ったのがエスペラント会館でした。英語、フランス語、スペイン語・・・世界には
数多くの言語が存在しますが、世界共通語としてのエスペラント語の存在を忘れていたな、
と我に返ったのを今でも覚えています。
語学の勉強をしていて気付くのですが、言葉というものは歴史と文化を反映しています。
このブログの中でも触れていますが、ある言葉が元になって生まれる語源、
時の流れと共に音が訛ってしまう転訛、面白半分に上下をひっくり返して生まれる倒語等々・・・
言葉は歴史と共に、実に繊細で複雑な様相を呈して参ります。
人工言語であるエスペラント語に、果たして繊細な表現を要する文学が生み出せるのか?
ある意味、とても興味深い問いかけであると思います。
そして、ウィリアム・オールドの「ウィリアム・オールド詩集」はそんな不安をよそに、
見事にエスペラント語の可能性を世に知らしめています。
2007年度はエスペラントが考案されて120年目に当たるそうです。
エスペラント人口は現在、世界中で約100万人、日本国内ではまだ1万人とされています。
我が国日本でも、エスペラントに興味を持つ人が増えていくといいですね。
英語全盛の昨今ではありますが、世界共通語としてのエスペラントの存在を再確認しておきましょう。