タスポとは、tobacco,access age,passport(たばこのパスポート)という意味を込めた造語です。
未成年者の喫煙防止が目的となっています。
たとえ未成年者であっても、今までは自動販売機でたばこを購入することができました。自販機での未成年者へのタバコ販売を規制する運動の一環です。
成人識別ICカードには、氏名・会員番号・顔写真などが記載されます。
ICカードを申し込む際に、運転免許証などで本人確認を行います。
自販機でたばこを購入するとき、成人識別ICカードを読み取り部分に当てて買うことになります。
決済方法ですが、搭載された電子マネーの「ピデル」で決済するか、あるいは普通に現金で購入するかを
選択することができるようになっています。
そもそも、たばこを吸う権利・たばこを吸う資格って何なんでしょうね。
ある一定以上の年齢に達すればタバコを吸ってもいい。
これが基準になっていますよね。
しかしながら、昨今では嫌煙権が声高に主張されています。大人になってからでも、たばこを吸う権利
を、場所を問わずに主張することはできなくなっています。
周りの人の迷惑にならないように・・・これが最低限のマナーです。
電車内やオフィス内などの公的スペースのみならず、帰宅してからもベランダでこっそりタバコを
吸っている人も多いのではないでしょうか。家の中でも立派に嫌煙権は主張されます。
健康第一。タバコは百害あって一利なし。
こういう世の中ですから、未成年者の喫煙防止をより現実的に働きかけるのも無理はありません。
成長期に喫煙の習慣を付けるのは、確かに良くないことだと思います。
日本でも、2008年7月までに全国56万台全ての自販機にタスポを設置する計画です。
成人識別ICカードの譲渡や貸与は禁止されています。
悪質な場合は使用停止になることもあるそうです。取扱いには十分注意したいですね。
タスポは日本の子供たちを救う切り札になることができるでしょうか?
- 成人識別ICカード「taspo(タスポ)」公式サイト
- 医療事務の通信講座 タスポは将来、病院通いの患者さんを減らすことができるでしょうか。