農免道路 農免農道 梅雨の季節、田んぼに水が張られて稲作文化の日本を実感しますね。

農免道路って何を意味するんでしょうか。
農作業用の車輌のみならず、一般の自家用車も行き来しているのを見掛けます。マイカー族が通ってもいい道路なんでしょうか?
写真の農免道路は通行禁止の看板が出ていました。

実はこの農免道路、税金と深い関係のある道路なんです。

ガソリン価格の高騰が話題になっている昨今ですが、ガソリン(揮発油)の取引には揮発油税という税金が掛かります。

ところが、農家の方々からの強い要望もあり、
農林漁業用機械に消費されるガソリンに関しては免税されることになっているんです。

ガソリン取引の現場では、取引されるガソリンが何に使われるのかを確認するのは至難の業です。
では、どうするのか?

農林漁業用機械に消費される分の揮発油税に相当する額。
その相当額を”財源”として道路を整備する。
道路整備事業に当てるわけです。そうすることによって、揮発油税の免除に代えています。

この事業の名前を、少々長ったらしいんですが、農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業と称します。

こうして出来た道路が農免道路というわけです。
国会でも取り沙汰されている道路の財源ですが、また一つ知識が増えたような気がしますね。

<農業の資格>

若者の農業ビジネスへの参入が見られる昨今です。

農業関連の資格をご案内〜トラクタやコンバインなどの農業機械を整備する専門家として、
農業機械整備技能検定という国家資格があります。

中央職業能力開発協会が実施する、農業機械の整備・保守に関する試験です。
レベルは1級と2級に分かれており、学科試験と実技試験が施されます。

自然環境と一体化した地域社会を目指すなら、ビオトープ管理士の資格もおすすめです。